Last Updated on 2018年2月1日 by 茨木市のホームページ制作会社情報 編集部
「茨木市 ホームページ制作」でGoogle検索していただくと、当サイト「茨木市のホームページ制作会社 情報まとめ」が1位です。(2017年9月8日現在)
現時点でたった20ページ足らずのウェブサイトがこのようにGoogleに評価されるなんて、当社の努力と実力の賜物です!えっへん!と自慢したくなりますが、残念ながらそんなことは全くありません……
むしろ、このキーワードで1位となっても、多少の知識があれば「だからなに?」というレベルの話なのです。
したがって
「XX市 + ホームページ制作で検索すると当社は1位です!」
あるいは
「XXXというキーワードで1位でGoogleに優良サイトと認められています」
・・・というような書き方の広告宣伝アピールをたまーに見かけるのですが、それはフェアではないかもしれません。
タブーなしで理由を述べます。
※特定の業者さんを否定する意図はありません。
▲「SEOチェキ」という客観的なGoogle検索順位が調べられるサイトでの調査結果(2017年9月8日現在)。「茨木市 ホームページ制作」で当サイトは1位です。
本当にそのキーワードはたくさん検索されていますか?
検索されているボリュームが少ないキーワードは、基本的にニーズも競合性も低いということ。
したがって、そういうキーワードでGoogle検索結果で上位表示してもそのことに価値があるとは言い難いです。
(もちろん、稀に「検索数は少ないがニーズがありものすごく価値が高い」というマニアックなキーワードもあるかもしれませんが)
というわけで、どのくらい検索されているかを調べてみましょう。
この検索ボリュームを調べる代表的な方法は2つあります。
1つは、Googleトレンド。
該当するキーワードを入力すると、その推移が分かります。
たとえば「東京 オリンピック」の検索数推移がこちら▼
そして「茨木市 ホームページ制作」の検索数推移▼
なんと、データがありません!
これは検索数が少なすぎるためのようです。
もう1つの方法として、Googleの「キーワード プランナー」というものがあります。
※これはGoogleの広告出稿用のツールなので、専用アカウントがないと使えません。
「茨木市 ホームページ制作」の結果がこちらです▼
月間平均検索ボリュームの欄に10~100件とありますね。
言うまでもなく、これはぜんぜん多くない部類です。
比較として「茨木市 賃貸」で調べてみました▼
ケタが違いますね。
繰り返しになりますが、検索数が少ないキーワードは他社も狙わないので、競合性が低くなるということが多いです。
それはつまり、上位表示がそれほどは困難じゃないということにもなります。
ちょっとキーワードを変えたら順位はどうなる?
「茨木市 ホームページ制作」で当サイトは1位ですが、よく似たキーワードではどうでしょうか。
ためしに下記をGoogleで検索してみると、現時点で1ページ目で上位には表示されますが1位ではありません・・・
・ホームページ制作 茨木(Google検索結果へリンク)
・ホームページ作成 茨木(Google検索結果へリンク)
・ウェブサイト制作 茨木(Google検索結果へリンク)
つまり、それほど検索数もないキーワードの組み合わせ1パターンだけで1位をとったに過ぎない、ということになります。
Google1位だからと言って、その内容が保証されているわけではない
そして、これは重要なポイントです。
Googleで上位表示されているからと言って、そのサイトの内容が公的に認められていたり内容に信ぴょう性があるとは言えません。
医療系でよく検索されるキーワード(ビッグワード)で上位表示を独占していたWELQというサイトがデタラメな記事で埋め尽くされていた件が社会問題になりました。
・【参考】WELQ問題「医師監修」だから安全とは限らない 東洋経済オンライン
つまり「Googleに認められた」というようなアピールして権威付けするのは、印象をミスリードしかねない話なのです。
もちろん、不動産や通販など競合の多いビッグワードでGoogle上位表示になれば、その会社はすくなくとも検索エンジン対策のノウハウをしっかり持っていると言えるでしょう。
また、たんに事実として「当社は“XX市 ホームページ制作”で検索結果1位です」と言うことがマズいわけではありません。(その場合「月間検索数がこれぐらいのワードですけど」と客観的な指標を付け加えて欲しいですが)
問題なのは、検索数も競合性も低いキーワードでの上位表示を“成果”としてやたらアピールするということ。
率直なところ、
・他にアピールできることがないのでは?
・知識がない人を相手に優良誤認に近いことをやろうとしているのでは?
という疑念がよぎってしまいます。
もしその手の業者が目の前にあらわれたら、
「月間検索数はどのくらい?」
「ちょっとGoogleトレンドとキーワードツールで調べてみますね!」
と返してみてください(笑)
余談ですが、「地域に根差して茨木市内で個人経営をしている飲食店も、自前のホームページを持った方がいい理由」でも書いたような、電話営業をしてくるホームページ制作業者にこのパターンが多いだろうと予想しています。