Last Updated on 2018年3月26日 by 茨木市のホームページ制作会社情報 編集部
統合型リゾート(IR)について政府は検討を進めており、実施法案に関する動きが報道されています。
・カジノ入場「8000円に」 政府案の4倍 公明党中間報告(朝日新聞デジタル 2018年3月21日05時00分)
このIR(統合型リゾート)の誘致、事業化に大阪府、大阪市はかなり積極的です。
今はインバウンドで一時的に潤っていますが、大阪が日本で「置いてけぼり」になるという危機感は多くの人が持つところでしょう。
大阪は日本で第二の都市とはいえ、けっきょく今のところ東京一極集中であり、相対的に「地方都市」であることは否めません。
企業に関してはパナソニックなどの大企業も大阪から東京へ拠点を移してしまっています。
パナソニック茨木工場も無くなってしまったことは記憶に新しいですね。
対する愛知県・名古屋はなにしろトヨタが地場に根付いておりますし、東京からのリニアの開通も関西より当然早いため、大阪が追い抜かされるという話はかなり現実的です。
そういう背景もあり、大阪へのIR誘致の動きは、必然でしょう。
それにカジノなどのギャンブルが大阪にできることの是非については別として、関西空港とUSJのインバウンド需要と相性がよいはずです。
では「茨木市」としては、なにができるのか。
ざっと茨木市役所のウェブサイトを見てもIRに関する情報はありません。
誘致に向けて動いている舞洲は大阪市此花区ですので当然といえば当然ですね・・・
ただ、例えば阪急茨木から最寄りのコスモスクエア駅まで乗り換え1回、最短40分で着く距離で、近いとは言えませんがそれほどの時間距離ではありません。
そしてなによりインバウンド需要の王者・京都とのちょうど中間点にあるという特徴があります。
茨木市をこのまま統合型リゾート(IR)と無縁の部外者として素通りさせてしまってよいものでしょうか?
言い方は悪いですが、おこぼれに預かる、勝ち馬に乗ることはこの競争社会で常に意識せねばならないはず。
誰でもすぐに思いつくこととして、統合型リゾート(IR)と京都観光という2つの組み合わせ需要を意識した宿泊拠点や陸路(バスなど)の整備は考えうると思います。
私が外国人旅行者の立場なら、カジノの近代的で派手やかな雰囲気と、日本の古都を1拠点から楽にアクセスして楽しめるならなかなか便利です。
泊るところをちょくちょく変えるのってめんどくさいですし。
これらは行政がある程度は音頭を取らないといけませんが、今のところ気配はありません。
本件に関する茨木市議会の動きなどを注目しておきたいです。