Last Updated on 2017年11月16日 by 茨木市のホームページ制作会社情報 編集部
「茨木市内の飲食店の皆様!私どもシララ株式会社でホームページ(以下、ウェブサイト)を作りませんか?」
・・・などという宣伝の投稿ではありません。
ウェブ制作の会社をやっていますと、個人経営の飲食店の方から「ウェブサイトはあったほうがよい?」というようなご質問をたまに受けます。
なんとなく必要だとは思いつつも「どこに頼んだらよいか分からない/見積もりをとったら想定よりも高額だった/でも自分で作るなんて考えられない」などで二の足を踏んでおられる方が多いようです。
しかし、我々のようなウェブの会社に丸投げしなくてもご自分でちょっと頑張れば、少額でそこそこのウェブサイトが作れる時代になりました。
というわけで、その必要性や方法をかいつまんでご説明します。
客側として「知りたい情報がいつも微妙に不足している」という問題
「うちは常連さんの口コミ紹介だけで経営するんや」といった独自の方針のお店ではないかぎり、ウェブサイトはあったほうが良い、というか無いと機会損失になると断言できます。
たとえば通りすがりにでも気になるお店を見つけたら、いきなり入店せずにまずはスマホで評判を調べるという行動をとるのが自然です。
検索結果に出てくるのは「食べログ」のような口コミサイトですが、たいていの場合、これだけで欲しい情報が足りません。
つまり、来店のモチベーションを満たせないのです。
たとえば求められているのはこういう情報ではないでしょうか。
A:正確な定休日や営業時間は?
B:今日は臨時休業とか貸し切りとかになっていない?
C:お店やスタッフはどんな雰囲気なの?
D:どんなこだわりがあるの?
E:おススメはなに?
AとBについて「いつ休みなのか、今日は開いているのか」は、お店自らが発信する一次情報としてものすごく重要です。
食べログはお店自らが店舗登録をしていない限りは、定休日や営業時間ですらあくまでユーザーらが編集できる二次情報。
それを信じて行ってみたら、臨時休業だった・・・という経験を持つ人も多いはず。
これではお店に対してネガティブなイメージを抱かれてしまいます。
場所についても食べログに住所はありますが、ちょっと入り組んだ路地や分かりにくい外観だったら写真が必要ですよね。
これらは食べログでは掲載されていないお店が多数あります。
C~Eの雰囲気・こだわり・おススメについても、こちらは他人なので一切わかりません。
これをウェブサイトで伝えることは、我々が初めての店に行く大きな動機になります。
文章に自信がなくても全然かまいませんから、ぜひお店にかける思いを語り、「他にお店がたくさんあるのに、今からわざわざその店に行く理由」となる個性を我々に教えていただきたいです。
ブログやSNSではダメなのか
ブログ、Facebookページ、Twitterどれかを持っていて、なおかつそれなりの頻度で情報発信をしているなら、何もやっていないよりはるかに良いです。
来店するかどうかの材料、ヒントにはなります。
ただ、Twitterやブログは情報が整理してストックされずに、時系列で流れて行ってしまうのが基本的な性質ですよね。
興味のある店名を検索してTwitterやブログを見つけても、一見客にはよくわからない内輪向けの投稿だけでむしろイライラさせられた、というような状況に陥りがち。
これではまったくマイナスにしかなりません。
したがって、「今日やっているか」「お店のおススメ」のような基礎情報にスマートフォンからすぐアクセスできるようにするには、2クリックぐらいでたどり着けるウェブサイトを作るしかありません。
なお「Facebookページ」は、Twitter・ウェブサイト・ブログの中間のような機能をもつので、ウェブサイトを立ち上げるまでの一時しのぎとしてそれなりに使えますし、立ち上げ後も来店済みお客さんとの接点になるので有効です。
ただし放置は厳禁。
ウェブサイトを誰でも作れるサービスが増えている
本来ウェブサイトを構築するには、プログラミングの知識が必要。
でも、パソコンでインターネットに接続できれば誰でもウェブサイトを立ち上げられるサービスが多数出てきました。
良い時代です。
特にメジャーなものを3つ。
・Jimdo
・WIX
・グーペ
リンク先を見てみてどうですか?
なんか自分でもできそうな気がしませんでした?
これらのサービスは、デザインのひな形があらかじめたくさん用意されていますので、そこにあてはめて行けばとりあえずウェブサイトの形は整います。
パソコンが苦手という店舗の人もいらっしゃいますが、起業・開店時に経験されためんどうな手続きの100分の1ぐらいの労力ですよ。
パソコンがなければ、3~4万円ぐらいのノートパソコンで十分ですので、買ってください。
自分で管理する利点
自分で作る第一の利点は、情報発信の速さ。
ウェブサイトをいじれるようになれば、それこそ貸し切りや臨時休業などイレギュラーなお知らせを伝えることが出来ます。
制作会社が管理していると即日対応とかできないこともありますし、更新のたびに費用が掛かります。
そして、費用面の安さも見逃せません。
ウェブ制作会社に正面からサイト制作を依頼すると、小規模なものでもすぐ10万20万という金額になりますよね。
※人件費を考えると、まったくもってそれは妥当なのですが
しかし月に1,000円もかからないWIXやJimdoで、見込み客のニーズを満たせて機会損失を防げるのなら、そちらから試すほうが合理的。
各サービス、サポート窓口もあるし、どうしてもダメならできないところだけ、プロに助言だけ求めればそんなに高くはつきません。
なお、ウェブサイトのほうには「独自ドメイン」と「常時SSL」の設定も忘れずに。
ここでの解説は割愛しますが、どちらも必須です。
各サービスに説明があるはずなのでそれを読むか、検索するなどでぜひ対応してみてください。
必ずかかってくるSEOの営業電話について
ウェブサイトを持つと見知らぬ業者から「検索順位を上げませんか?」という営業電話がかかってくる可能性が高くなります。
ハッキリ言いまして・・・これらはすべて無視したほうが無難だと言えます。
理由はこちら↓
本日の営業電話。先方「インターネットを使って集客しませんか?」 私「法人獲得にも効果あるんですか?」 先方「もちろんです。インターネットだけで集客できるようになります」 私「じゃ、なんであなたは電話で営業してるんですか?」 先方「・・・」 以上!
— Shunya HIBI (@shunsama) 2011年10月21日
この話は、数年前からもはや笑い話として有名です。
時には名前を聞いたことがあるような大手IT系(の子会社)もこういう電話をしてくるので、一瞬、信用しそうになりますが注意が必要です。
おまけ:これもやっておきましょう
お店のウェブサイト公開に併せて「Googleマイビジネス」もぜひ登録を。
無料です。
GoogleMapにもあなたのお店を追加できますし、そこから自前のサイトへのリンクも貼れます。