※「検索してはいけない」というのはちょっと言い過ぎではあるのですが、以下を知ったうえで検索していただくと全く印象が変わってくると思います。
茨木市内の業者にホームページを依頼したい、という場合、多くの方が「ホームページ制作 茨木」や「茨木市 ホームページ作成会社」などのキーワードで検索をすると思います。
しかし、これはちょっと注意が必要かもしれません。
検索結果の上位に表示されるということは、「ホームページ」という言葉をそれなりの頻度で使用したページであるということになります。
しかし、この「ホームページ」という言葉は、ほとんどの場合で誤った使い方をされているのです。
もともと「ホームページ」というのはブラウザ(インターネットエクスプローラーなど)で、家のマークを押した時に表示させる「ウェブサイト」を表しています。
これが日本ではいつのまにかウェブサイト全般を表す言葉として、定着してしまったのです。
もちろん、かなり広まっている誤用なので、ウェブと関係ないお仕事の方々が使うのはなんら問題ないと思います。
あのNHKですら、ニュースを読み上げるときに「ホームページ」という言葉を使っているくらいですから、もはや誤用といえないほど、日本語として定着・一般化したと言えるかもしれません。
しかし、ウェブ制作会社やウェブデザイナーなどが業務上の用語として何も考えずに使用し、自社のウェブサイトでも全く考慮せずに表記しているとすれば、認識が問われるところでしょう。
ウェブコンサルタントとして有名なランダーブルー株式会社・永江一石氏もプロが、「ホームページ」という言葉を使うことについて以下のように述べています。(この方の言い方はやや辛辣すぎる気もしますが)
制作会社といえば一応ネットのプロのはず。プロがこんな恥ずかしい認識のままでいるということは「知らないか」「顧客層がリテラシー低いところばかり」「情弱や素人ばかりを相手にしている」ということを示すわけですよ。
<中略>
そう思って見てみると、WEB系の制作会社で一流どころは「ホームページ」なんて言葉は、ほぼ全く使っておりません。
(参照元:「ホームページ」っていうのは今はとっても恥ずかしいから使わないようにしよう)
インターネットはアメリカが発祥ですから、もちろんホームページという言葉を使っていては、海外とのやりとりで話が通じません。
ましてや「HP」などと略すると、相手方には、PCメーカーのHP(ヒューレットパッカード)と誤解されてしまい、話が通じなくなってしまう可能性があるとのこと。
したがって、ホームページ制作という言葉ではなく「ウェブサイト制作」「ウェブサイト構築」「ウェブシステム構築」などを意識的に正しい言葉として自社のウェブサイトにも表記している会社かどうか、という点は1つの判断ポイントになるはずです。
もちろん本来の意味を承知しつつ、あくまで読み手への分かりやすさのために、あえて表記・使用している制作会社も多いはずで、その場合は何ら問題ないと思われます。
ただ、緻密さ・正確さ・情報収集力が求められるこのウェブサイト制作という仕事のプロが、誤用だと知らずに使い続けている、あるいは全く気に留めていないようであれば、ちょっと不安が残りますよね。
「地名 + ホームページ制作会社」というキーワードだけで探すと、誤用のまま表記した制作会社のウェブサイトがヒットしやすくなる可能性があります。
そこで以下のような少し変化を加えたキーワードでも検索しつつ、各制作会社が自社サイト内でどのように表記しているかをチェックすると、選択肢が広がるはずです。