現役バリバリの実在の人物をモデルにした、話題のドラマ「だが、情熱はある」には思いのほか仕事に役立つトピックが沢山ありましたので、ポッドキャストで取り上げました。
ずんだもんによる読み上げバージョンもご用意しています。
LISTENによる書き起こしテキスト
このポッドキャストでは、スモールビジネスやその周辺のカルチャーについての話題をお届けしていきます。
再生ありがとうございます。
ウェブディレクションと音源制作を手掛けるシララ株式会社伊東宏之です。
今回は、2023年4月より、日本テレビ系で放送中のドラマ、「だが、情熱はある」についてお話ししたいと思います。
このドラマは、南海キャンディーズの山里亮太さんと、オードリーの若林正恭さんという現役バリバリのお笑い界のスター。
この2人の半生を描いたドラマでして、ストーリーとしては、この両者で組んだ「たりない2人」という漫才ユニットであり、実在の番組企画があるんですけれども、
このたりない2人の2021年の無観客配信の様子をまず終着点として見せておきつつ、
遡って何者でもなかったお二人の高校生時代からそこに至るまでの道のりを描いていくというものです。
つまり、実在かつバリバリ活躍中の人物をベースにしたドラマだということですよね。
主演されているのは南海キャンディーズの山里さん役に、ストーンズの森本慎太郎さん、オードリーの若林さん役に、キング&プリンスの高橋海人さんで、
どちらも素晴らしい演技をされているところも見所かと思います。
ちなみにこれですね、僕は読み上げる順番も今すごく考えてしまったんですけれども、
ご存知の方も多いと思いますが、この山里さんがとてもそういうご自分の序列を気になさる方だということで、
これは作中でも描かれておりますし、ドラマの放送中にリアルタイムで山里さんがツイッターで解説ツイートをされているんですけれども、
そのツイートの中でもですね、かなりまたオードリーの方が先に登場したみたいなネタミソネミを呟いておられまして、
本当にこのネタミ芸というか、下からマウント芸というか、本当に最高だなと思っていつも見ています。
僕自身は主にラジオでお二人の声には触れてはきたんですけれども、もちろんお笑いに詳しいわけでもないので、
コアなファンの方からすれば、なんか浅い知識で何言ってんだこいつみたいなのが今回の放送でありましたら申し訳ありません。
このドラマなんですけれども、杓子定規にいってしまうと、いわゆる青春ものとかサクセスストーリーものにカテゴライズされるかもしれないんですが、
そんな単純なドラマではなかったんですよね、見てみると。
この足りない二人の「たりない」というユニット名の通り、自分の中に欠落とかものすごいコンプレックスを抱えていると自覚している人たちがもがいてもがいて、
だいぶカッコ悪い姿もさらしていくというお話かと思います。
そのカッコ悪いをさらせること自体もカッコいいなという話でもある気がしますよね。
この山里さんも若林さんもきっと本質的に恐ろしくクレバーな方なので、
そのもがいてもがいての、もがき方の中にもいくつか流儀というかポイントが見られまして、今回それについてお話ししたいと思います。
まず誰が見てもすぐわかることとして、お二人とも無限に努力を払ってるんですよね。
無限に手を動かして試行錯誤すると。
つまりお笑いに全振りしている姿が作中に描かれているんですよね。
これ、ビジネスに例えると、かえって軽く響いてしまうようではばかられるんですけれども、
例えば選択と集中ということかもしれないし、やっぱり手を動かす人が結局評価もされて結果も残すというのと似てるなと思いました。
少し話が脱線しちゃうかもしれないんですけれども、
僕の尊敬する水木しげる先生も「やらずにはおれぬことをやりなさい」という名言を残していまして、
いずれにしてもそのぐらい好きなことを夢中になれることを仕事にしたほうがいいよなというふうに改めて僕も思いました。
あとはお二人ともしっかりとゴールを設定して、そこに対して細分化したタスクを書き出して可視化していくという作業をされているんですよね。
これってプロジェクト管理で使われるWBSですよね。
WBSというのはWork Breakdown Structureの頭文字で、作業分解構成図とも言われるもので、プロジェクトの遂行にとても役立つ手法。
これをちゃんとナチュラルにやっておられると。
タスクだけじゃなくて、お二人とも考えをノートに書いて書いて書きまくってるっていうのも大きいポイントだと思いました。
そういうアウトプット、言語化を手書きでしていくことで、おそらく思考とかプランを整理されてきているっていうことにつながったんじゃないかなと推測しました。
ドラマでも山里さんがネタ帳の他に復習ノートっていうのを書いてて、これ実際に今も書き溜めておられるようなんですけれども、
今まで自分を軽んじてきたり、しいたげてきた人をいちいち、ちくいち細かく書いていると。
これ最高ですよね。
で、その何クソという思いが結局前に進むための燃料にもなっているというわけですよね。
こういったことすべて、別に復習ノートを書くかどうかは別としまして、僕のような小規模なあきないをやっている人間には半分でもやらなきゃいけないなというふうに思って見ていました。
本当に全然自分が足りないなと思いました。
それと、この実在感のあるドラマを作り出している主役の高橋さんと森本さんっていうお二人っていうのも、そもそも相当恐ろしいなと思って見ています。
漫才シーンがもちろんあるんですけれども、それを完コピしていて、どのくらい練習したんだろうなと。
この人たちって、本業というとあれですけど、ストーンズとかキンプリとしてドームコンサートとかをこなしながらとんでもないスケジュールでこの撮影の準備をしているはずですよね。
それでこれだけのことをやれるってどうなってるんだろうと。
本当にそういう面でも、演じている方々も無限の努力というか、プロフェッショナルを感じるドラマだなと思って見ていました。
このだが情熱はあるは、2023年6月25日が最終回だそうですけれども、Huluに加入していれば、後追いでも全話見ることができますし、
僕も含めて、何か自分の仕事に喝を入れたいとか、なんか頑張ってるんだけどうまくいかなくてカッコ悪いなっていう風に僕もいつも思うんですけれども、
そういう状況の方にとっても刺激になる作品な気がすごくします。
というわけで、今回はドラマだが情熱はあるについてお話ししました。
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