天才的なひらめき不要。『THINK BIGGER』で誰でもイノベーターに【スモビる! #11】

「ジャムの法則」で一躍脚光を浴びたコロンビア大学教授シーナ・アイエンガーの新刊『THINK BIGGER』について、当社ポッドキャストでご紹介しました。
この本のタイトルにもなっているTHINK BIGGERは、天才とされる多くのイノベーターが脳内で繰り返していた思考のプロセスを、システマチックになぞれる新しい手法でありフレームワークだと言えるでしょう。
もちろん何かを楽に実現できるような怪しい話ではなく、読み解いていくとそれなりに大変なプロセスだと分かるのですが、特に「これから新しくプロダクトやサービスを作ろう」と考えている起業家やスモールビジネスのオーナーの方に一読の価値がある本だと思います。
ちなみに個人的には、自己啓発系の本(特にカリスマ経営者の格言みたいなやつ)は胸やけをおこすので、こういった事例がたくさん載った解説書寄りの本であればギリ読める、という程度の虚弱な読書体質です。
そんな私でも読み切ることが出来ました。

“天才的なひらめき不要。『THINK BIGGER』で誰でもイノベーターに【スモビる! #11】” の続きを読む

精神論禁止!『失敗の科学』で世界の見え方が変わるかも【スモビる! #10】

失敗の科学

「失敗」を繰り返す原因となる、人間特有の心理や行動のクセ。
これを科学的に明らかにすることで、どう対処していくか?ということに言及した『失敗の科学』という本があります。
示唆に富んだ本でしたので、当社ポッドキャストでご紹介しました。
今のところ、この『失敗の科学』はAmazonプライム会員なら、PrimeReadingで無料で読めます。

“精神論禁止!『失敗の科学』で世界の見え方が変わるかも【スモビる! #10】” の続きを読む

日本企業に火の玉ストレート!「営業ROI」視点で外資コンサルが徹底ダメ出し(前編)【スモビる! #5】

非効率な働き方をする、侍のような姿をした日本企業の営業チーム。 彼らに対して、改善を促す外資系コンサルタント。両者をサイバーパンクな世界観で表現。

今回は、マッキンゼーアンドカンパニーが2021年に発表したレポート
日本の営業生産性はなぜ低いのか
について、
「そういえばそんなものがあったけど時間がなくてまだ読んでいないな……」
という方のために、かんたんに要約したものをPodcastで配信いたしました。
当時私もざざっと読んだ記憶があるのですが、ふと読み返してみたら直球でダメ出しをしていて面白かったんです。

“日本企業に火の玉ストレート!「営業ROI」視点で外資コンサルが徹底ダメ出し(前編)【スモビる! #5】” の続きを読む

ギターブランドぶっちぎり1位のスゴ技とは?【スモビる! #1】

当シララ株式会社の新規事業……というと大げさですが、ポッドキャストを開始いたしました。
当社が小さな会社であるため、やはり小資本からはじめられるビジネス「スモールビジネス」について常に興味があります。
それについて調べたり気になったことや周辺領域のカルチャーについて、軽い話題・小ネタをご共有していければと考えたのです。

“ギターブランドぶっちぎり1位のスゴ技とは?【スモビる! #1】” の続きを読む

マウス難民だった私が、3,000~4,000円台しばりでたどり着いた最強マウス

最近買った数々のマウス

結論から書きます!

  • Windows利用
  • 細かな作業、特にテキスト1文字単位の範囲選択をよくする
  • 手のサイズがM~L

という前提で、サンワダイレクトの「400-MABT102」 が優勝!
3,000円台・Bluetoothの安定接続・手首に負担を掛けない「縦持ち」。
このモデルを見つけたことで、マウス探しの迷宮からいったん脱出することができた。

“マウス難民だった私が、3,000~4,000円台しばりでたどり着いた最強マウス” の続きを読む

映画『すばらしき世界』(ネタバレなしの寸評/感想)

すばらしき世界

西川美和監督の映画は、ハズレなしで全て面白い、と思う。
それが作家性というものなのか、独特の余韻があって、1回の鑑賞で何日もかみしめられる作品ばかりなのだ。
最近公開された『すばらしき世界』も、その例に漏れず何度も反芻してしまう内容であった。

“映画『すばらしき世界』(ネタバレなしの寸評/感想)” の続きを読む

映画『メイキング・オブ・モータウン』(寸評/感想)

数々の名盤を生んだモータウンレコード創始者、ベリー・ゴーディの回想を中心に語られるドキュメンタリー映画。
この手の音楽映画は劇場の音響で味わわないともったいないし、しかもこの手の作品はいつ上映終了するか分からないので、急いでアップリンク京都に足を運んだ。

“映画『メイキング・オブ・モータウン』(寸評/感想)” の続きを読む

「29歳、フェラーリを買う」が面白い

フェラーリほど、その名前を聞いて極端なイメージを想起させる自動車はないだろう。

クルマが好きな人にとっては純粋に興味や羨望の対象ともなるだろうし、世俗的にはバブリーな人が手を出すある種の「見栄の象徴」でもあるはず。
車体よりも乗っている人間が注目されることもある不思議なクルマであり、ブランドだ。

そんな独特なクルマを、アラサー会社員が買って奮闘するという記事がGQ JAPANで連載されている。
連載:29歳、フェラーリを買うに関する最新記事|GQ JAPAN
 
暗いニュースはいくらでもタイムラインに流れてくるのだから、ちょっと浮世離れしたような話も聞きたいではないか。

“「29歳、フェラーリを買う」が面白い” の続きを読む

映画『ジョーカー』感想(ネタバレあり)

ジョーカーダンス

「映画館を出たとき、世界がこれまでと変わって見える」ことが名作映画の条件だと聞いたことがある。
映画『ジョーカー』を観て1ヶ月がたち頭の中で反芻してきたが、たしかに世界の見え方がすこし変わったかもしれない。

※以下、全編にわたりネタバレなので、未見の方はご注意ください。

“映画『ジョーカー』感想(ネタバレあり)” の続きを読む

映画『メランコリック』感想(ネタバレあり)

映画館がそんなに得意ではない。
雑念だらけの性格なので隣の人のモゾモゾ・カサカサが耳につくし、自分の座席位置が悪いと
「あと5列右ならもっといいのに」
という考えがよぎって集中できなかったりもする。

それでも時々、
「これを映画館で観ておかないと俺はきっと後悔する」
という勘が発動する映画がある。
この『メランコリック』がそうだった。

“映画『メランコリック』感想(ネタバレあり)” の続きを読む