東京から大阪に移住してわかった、住むところ・食事・言葉の違い

大阪お好み焼き

世の中の会社では年度初めだけではなく、7月1日だったり10月1日着任での転勤も多い。つまり1年中、大阪への転勤が決まって東京から引っ越してくる人がいるということだ。

私は2013年に東京から大阪へ転居した。
いい歳になってから移り住んだ大阪は新鮮で、10年経ってもどこか観光気分ですらある。
同時に東京との違いについて、ことあるごとに考えてきた。

このエントリーはそんな大阪ビギナーのおじさん的主観で書かれたものだが、少しでも新生活の不安や疑問を解消する小ネタになれば嬉しい。
なお、東京で住んでいたのは豊島区・中野区・練馬区と東京23区の西寄りかつ庶民的なエリアなので、そこもいちおう含んだうえでお読みいただきたい。

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池袋暴走事故は、衝突被害軽減ブレーキ(自動ブレーキ)があれば防げたのか

2019日4月19日に発生し母子二人が犠牲になった、東京・池袋での乗用車による暴走事故。
遺族の方の会見もニュースで流れていたがあまりにも痛ましく、見ていて言葉を失った。
池袋に住んでよく現場付近を通っていた時期があり、他人ごととは思えなかった。
現時点で確定はしていないものの、なんらかの原因で運転手がアクセルを踏み続けたことが原因のようだ。

そして偶然にも事故の4日後である2019年4月23日、国土交通省から衝突被害軽減ブレーキ(いわゆる自動ブレーキ)の認定制度が発表された。
もしあの事故を起こした車に最新の衝突被害軽減ブレーキが搭載されていれば、結果は違ったのだろうか。
結論から言えば、現状では防げない可能性が高そうだ。


国土交通省の発表資料も見つつ、確認していきたい。

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JNCAP発表 軽自動車の側面衝突試験をチェック

このブログへは自動車の安全性に関するキーワード、特に「側面衝突」でGoogle経由でのアクセスが多い。
これは過去のエントリー
クルマの「側面衝突試験」が日本と海外でだいぶ違う件
の影響だが、自動車の安全性について考える人は以前より多いのだと実感する。

振り返れば1996年ごろから、TOYOTAを皮切りに各メーカーが衝突安全性を売りにしはじめた。
衝突実験時のひしゃげた車体など、それまで日本の自動車広告では禁忌だった事故を想起するイメージを積極的に訴求するようになった。
これによって、二十年がかりでユーザーの意識が変わったのだと思う。

そんな2018年の5月31日、JNCAP(NASVA 独立行政法人 自動車事故対策機構)がH29年度後期の「衝突安全性能評価」を発表した。
その中で今回は軽自動車の側面衝突に絞ってチェックしてみたい。
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無料ツール『AUN』が校正やチェック業務に便利すぎるので布教したい

無料のウェブツール『AUN(あうん)』。
「ビジュアルコミュニケーションツール」と名づけられている通り、ウェブサイトの画面やPC上の画像といったあらゆるビジュアル要素を貼り付けてコメントを書き込み、他の人とオンラインで共有することができる。

ハッキリ言って派手さはなく、今のところ知る人ぞ知るツールといった感じだ。
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ASP型のフォーム・メルマガ配信システムで「クライゼル」を選んだこと

医療分野で活躍する新進気鋭のクライアントより、こんなご相談があった。

1.特定のサービスを受けた顧客だけを対象としたメルマガをスタートしたい
2.メルマガ登録完了と同時にウェブアンケート画面を表示し、顧客の声を拾いたい
3.メルマガ会員に対して、後日新たなウェブアンケートも実施したい

スクラッチ開発(分かりやすく言うとオーダーメイド)でシステムを構築すればもちろん可能なのだが、それなりの費用や期間が発生する。
だが、テスト的に始めるプロジェクトということもあり、初期投資はできるだけ小さくしたい。
というわけで「ASP」をあたることになった。
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書評:曖昧さが残る場所―競艇場のエスノグラフィー―(現代風俗学研究第13号)

ウェブディレクターという仕事上、UX(ユーザーエクスペリエンス)という概念と向き合う機会が多い。
そしてその中で使われる「エスノグラフィ」というとっつきにくい用語が突然、ネットラジオから耳に飛び込んできた。

私の好きなラジオ番組「東京ポッド許可局」内で、サンキュータツオ氏が『競艇場のエスノグラフィ―』という論文を紹介していたのだ。


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